観想十牛図   発案:横山絋一  画:増野充洋   
 「十牛図」とは、牧人(真の自己を探す者)が逃げ出した牛(真の自己)を探し求める過程を十の図で表し、牛すなわち真実の自己を究明する禅の修行によって高まりゆく心境を十段階で示したものです。中国・宋時代の廓庵(かくあん)禅師の創案といわれ、日本では室町時代に成立した『禅宗四部録』に収録されて以後、現代に至るまで禅を学ぶ絶好の入門図として重要視されてきました。
 本作品「観想十牛図」は、横山紘一先生発案・監修のもと、画人・増野充洋先生が十年余りの歳月をかけ、今まで独立して描かれていた十の図を大きな一円相に収め、深奥な禅の世界を一幅の中に描き出しています。これにより、従来の十牛図とは大きく異なり、ひと目で全体の構成を見渡すことが可能となり、各図の位置付けや一連の流れも容易に理解できる新たな十牛図が完成致しました。
【軸装・観想十牛図】
■税込価格:136,500円
● 軸寸法
タテ120cm×ヨコ63.5cm
● 本紙寸法
タテ54.2cm×ヨコ48cm
● 本  紙
高級鳥の子紙 オフセット印刷
● 表  装:丸表装
● 桐箱付き
箱書き・増野充洋先生
● 解説書:全24ページ

※実物は写真と若干異なる
  場合がございます

精緻に描かれた各図
(下・第六図・騎牛帰家)
【色紙版・観想十牛図】

■税込価格:12,600円
●色紙立て:材質/黒檀製または紫檀製
寸法
高さ・37cm
巾・31.7cm
奥行・9cm

※色紙のみの販売はいたしておりませんので、予めご了承下さい。
作画:増野充洋(ますの・じゅうよう):画人

 20代半ばの時に絵画を志し、インド・ネパールにて仏画を研究。その後、画境を求めてヒマラヤに滞在。現在は仏画の他、日本画、墨彩画等さまざまな分野で絵筆を執る。
個展:好文画廊・ギャラリー新宿高野・新宿三越ギャラリーなど。
主な所蔵作品:曹洞宗地蔵寺本堂内襖絵『静寂図』(墨画)/日蓮宗本行寺釈迦堂内『普賢菩薩図像』(彩色画)/高野山真言宗巴陵院六曲一双屏風『芭蕉図』(彩色画)
著作:『東京散策108図』(日之出出版)


発案・監修:横山紘一(よこやま・こういつ):立教大学文学部教授

1964年 東京大学農学部水産学科卒業
1967年 東京大学文学部印度哲学科卒業
1974年 東京大学大学院印度哲学博士課程修了
主な著作:『「唯識」という生き方』(大法輪閣)、『唯識とは何か』『十牛図・自己発見への旅』『わが心の構造』(以上、春秋社)など。現在、『仏教 唯識辞典』を編纂中。