梅原 猛の授業 仏教と道徳
『いちばん大切なものは、なんですか。』───梅原猛が問いかける、心の授業
凶悪化する少年犯罪の原因は、少年たちに道徳教育が与えられていないからだと考えた梅原猛氏は、自ら願い出て平成13年と14年の2年にわたり、京都市にある名門 洛南高校附属中学校で教鞭を執りました。梅原氏が子供たちに語り伝えた高度な内容ながらもわかりやすい仏教と道徳についての授業。生きていく上で大切なことを、子供たちに如何に伝えるか。ヒントの詰まったCD・カセット集です。
※本品は朝日新聞社刊『梅原猛の授業 仏教』『梅原猛の授業 道徳』のもととなった授業の音声を収録した商品です。
■企画・制作/株式会社 日本音声保存
■講師/梅原 猛(国際日本文化研究センター顧問)
■CD10枚組/カセット10本組  ※ご注文の際はCDかカセットのどちらかをお選び下さい。
■解説書(B5判・96頁)付き
■税込セット価格/20,790円(分売不可)
撮影:畠山 崇     
梅原 猛(うめはら・たけし)
1925(大正14)年、仙台市生まれ。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長を経て、現在同センター顧問。日本ペンクラブ会長も務めた。仏教伝道文化賞、NHK放送文化賞などを受賞。文化勲章受章。著書に『隠された十字架 法隆寺論』(毎日出版文化賞)、『水底の歌』(大佛次郎賞)、『ヤマトタケル』(大谷竹次郎賞)、『京都発見』など多数あり、二期にわたる『梅原猛著作集』にまとめられている。
【収録内容】
第1巻 仏教
◎なぜ宗教が必要なのだろうか
 道徳教育と科学教育
 科学は必ずしも人間や地球を豊かにしない
神がなければ、文明も道徳も存在しない
まだ救いに方向は明らかになっていない
◎すべての文明に宗教がある。
 世界の宗教
 生きとし生けるものが共存する東洋の思想
第2巻 仏教
◎釈迦の人生と思想を考える
 お釈迦さまは仏教の開祖
 自分の欲望をコントロールするのが「滅諦」
◎花まつりとお釈迦さま
 静かな涅槃のお姿
 お釈迦さまのすばらしい言葉
第3巻 仏教
◎大乗仏教は山から町へ下りた
 キリスト教の「聖書」と仏教の「経典」
 イチローは「空」を実践している
◎生活に生きる仏教の道徳
 仏教の道徳である八正道
 正直の徳はキラキラ光るものを持っている。
第4巻 仏教
◎日本は仏教国家になった 聖徳太子、行基、最澄
 奈良時代に日本に入ってきた仏教
 法華経が日本の仏教の中心を貫いている
◎鎌倉は新しい仏教の時代 法然と親鸞
 仏教の魂が燃えた鎌倉初期
 口でとなえる「南無阿弥陀仏」なら誰でもできる
第5巻 仏教
◎鎌倉は新しい仏教の時代 日蓮と禅
 日蓮の唱えた「南無妙法蓮華経」
 仏は自分であり、自分が仏になる「禅」
◎現代の仏教はどうなっているか
 明治以降の仏教教育
 近代では文学者が仏教の精神を伝えた
◎いまこそ仏教が求められている
 いまは宗教の対立の時代
 異母兄弟である一神教同士が対立


第6巻 道徳
◎いま、日本の道徳はどうなっているのか
 どこでも教えられていない道徳
 君が代・日の丸教育が道徳ではない
◎明治以後の道徳教育はどうなっているか
 神仏分離で国宝級の仏像が焼かれた
 伝統思想が継承されていない教育勅語
第7巻 道徳
◎道徳の根源をどこに求めるか
 一つの根から出ているすべての生物
 道徳がなければ人間は自利の塊
◎自利利他の行と仏教・キリスト教
 家庭に道徳の根源がある
 人類最初の宗教は大地=女神崇拝
第8巻 道徳
◎自利利他の道徳と社会 家族・会社・国家
 親の希望より自分の進みたい道を選ぶ
 会社の運営も自利利他の関係で
◎第一の戒律 人を殺してはいけない
 モーゼの十戒と仏教の戒律
 アイヌ思想の根底にある共生と循環
第9巻 道徳
◎第二の戒律 嘘をついてはいけない
 仏教の戒律「不妄語」
 嘘が当たり前になった社会
 日本の将来を予言した漱石
◎第三の戒律 盗みをしてはいけない
 選ばれた人間であると思う傲慢
 反面教師としての太宰治の生き方
第10巻 道徳
◎人生をよりよく生きるために 努力と創造
 努力を仏教では「精進」という
 人生すべてが創造であること
◎人生をよりよく生きるために 愛と信
 恋愛は高貴な魂をもつ人間の行い
 信の関係があって義務がある
◎人生をよりよく生きるために 感謝と哀れみ
 この世とあの世を旅している
 近代文明には畏敬の心が欠如