目次
■第一章 聖と俗のはざまで
■第二章 十三歳で老いたり
■第三章 華厳の海に花の舞う
■第四章 思い天竺へ翔る
■第五章 清らかに犯なかるべし
■第六章 遠く祈りの地平へ
■第七章 いのちあるべきようは
■第二章 十三歳で老いたり
■第三章 華厳の海に花の舞う
■第四章 思い天竺へ翔る
■第五章 清らかに犯なかるべし
■第六章 遠く祈りの地平へ
■第七章 いのちあるべきようは
内容説明
僧として、人としての「あるべきよう」を求めて……。釈迦を慕い、戒律に身を正し、やがては戦の犠牲者の救済へと向かった明恵(1173~1232)。動乱の世をかけぬけたその清らかな生涯は、白洲正子氏や河合隼雄氏の紹介によって、多くのファンを集めている。
本書は、明恵の繊細な感受性と強い意志で彩られた全生涯を、歴史小説のベテランが生き生きと描き出した長篇。