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『澤木興道』全集 第十二巻

信心銘拈提講話(中)

『澤木興道』全集 第十二巻

坐禅一筋に生涯を貫き《宿無し興道》と呼ばれた偉大なる禅僧・澤木老師。難解な言葉を一切排し、道元禅の神髄を語りかける講話集!

著者 澤木 興道
ジャンル 書籍 > 
シリーズ オンデマンド新装版        『澤木興道』全集
出版年月日 2013/12/21
ISBN 9784804619118
判型・ページ数 4-6・352ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫僅少
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目次

信心銘拈提講話(中)

二見に住せず 慎んで追尋すること勿れ
纔かに是非あれば 紛然として心を失す
二は一に由って有り 一も亦守ること莫れ
一心生ぜざれば 万法咎なし
咎なければ法なし 生ぜざれば心ならず
能は境に随って滅し 境は能を逐うて沉む
境は能に由って境たり 能は境に由って能たり
両段を知らんと欲せば 元是れ一空
一空両に同じ 斉しく万象を含む
精粗を見ざれば 寧ぞ偏党あらんや
大道体寛なり 難なく易なし
小見は狐疑す 転た急なれば転た遅し
之を執すれば度を失して 必ず邪路に入る
之を放てば自然なり 体に去住無し
性に任ずれば道に合す 逍遥として悩を絶す
繋念は真に乖く 昏沈は不好なり
不好なれば神を労す 何ぞ疎親を用いん
一乗に趣かんと欲せば 六塵を悪むこと勿れ
六塵悪まざれば 還って正覚に同じ
智者は無為なり 愚人は自縛す
法に異法なし 妄りに自ら愛著す
心を将って心を用ゆ 豈大錯にあらざらんや
迷えば寂乱を生じ 梧れば好悪なし
一切の二辺 妄りに自ら斟酌す
夢幻空華 何ぞ把捉を労せん
得失是非 一時に放却せよ
眼若し睡らざれば 諸夢自ずから除く
心若し異ならざれば 万法一如なり
一如体玄なれば 兀爾として縁を忘ず
万法斉しく観ずれば 帰復自然なり
其の所以を泯せば 方比すべからず
動を止むるに動無く 止を動ずるに止無し
両既に成らず 一何ぞ爾か有らん

解説 酒井得元

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