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お寺からの賜り物  新刊

お寺からの賜り物

僧侶で芥川賞作家でもある著者を育てた「お寺」は「過去」が生きている場所。効率重視の現代人に気づきをもたらす珠玉の説法集。

著者 玄侑 宗久
ジャンル 書籍 > その他
出版年月日 2014/12/10
ISBN 9784804613680
判型・ページ数 4-6・232ページ
定価 本体1,600円+税
在庫 在庫あり
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目次

《巻頭写真》福聚寺本堂・山門、著者
はじめに

第一章 お寺で生きる
 小僧部屋の思い出
 仏餉と霊具膳のこと
 井戸と風呂の思い出
 火の用心第一のこと
 飯台主義
 草引きの功徳
 お寺とコンピューター

第二章 お寺という空間
 庭石の置きどころ
 山門と塀の功徳
 大屋根と縁の下
 ガランドーと物置
 深くて広い賽銭箱
 お寺の防犯
 縁の下

第三章 お寺と葬儀・法要
 花環のこと
 新たな墓地のトレンド
 花竹と竹藪
 「永代」という夢
 過去帳のなかの自由
 卒塔婆の季節
 年回表と繰り出し

第四章 お寺で想う
 六地蔵のこと
 不殺生について
 師走と新年
 つつじの規矩と自由
 年頭配札

あとがき   

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内容説明

〈はじめに〉より抜粋

この本には、2005年春から2013年冬に亘って、つまり八年間以上『寺族春秋』(四季社)に連載した原稿が収められている。

主に各宗の寺族に向け、変化の荒波に向き合う私自身の心構えなどを書いてきたつもりである。いわば、現代に生きるお寺への応援歌かもしれない。

相手が同じ仏教者と思っていたせいか、これほど自分自身のお寺での経験を正直に書いたことはない。再読して感じたのは、今の私が如何にお寺で生まれ育ったことに依拠しているか、現在もお寺に住んで住職をしていることが、どれほど私を規定しているか、という事実である、

 『お寺からの賜り物』というタイトルは、私を産み、育て、今後も私を支えるであろう環境や思考法、伝統や創造性、そして人間関係の全てを含んでいる。お寺関係以外の人々には、珍しかったり懐かしかったり、あるいは奇異に思えることもあるかもしれないが、異界を覗くつもりで気楽に読んでみていただきたい。

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