目次
序 文 『信仰についての問いと答え』第二集序文
序文に代えて 『信仰についての問いと答え』第一集序文
安田理深・兵頭格言略年表
第一会 一九五九(昭和三十四)年・夏/一九六〇(昭和三十五)年・夏
第二会 一九六一(昭和三十六)年八月四・七日/一九六二(昭和三十七)年八月七・十一日
『信仰についての対話』Ⅱ/目次
第三会 一九六三(昭和三十八)年七月十二~十五日
第四会 一九六四(昭和三十九)年七月
〔信仰についての対話 Ⅱ〕は6月上旬発刊予定です。
内容説明
序 文
本書は、去る一九六四(昭和三十九)年七月に、兵頭格言様が四国宇和島より来られて、主人に「信仰の問題」をたずねられたときの記録であります。
兵頭様は雑誌『真人』を通して主人を知り、最初に来られたのは昭和三十三年か四年ごろであったと思いますが、その後毎年一度ずつはるばると来られて、さまざまの質問をされたのであります。昭和三十九年にすでに九十歳を数えられましたから、今も健在ではありますが、再び来られるのは無理であろうかと思います。
今本書を読み返してみて、よくぞここまで問うて下さったと、兵頭様の求道心に深い感謝の思いをもつのでございます。以前に山下成一様の御熱望により発刊された『信仰についての問と答』を読まれた方々の強い要望がありまして、この度兵頭様の御承諾を得て、この記録が公にされることになりました。同じ問のくり返しもあり、ただありのままの速記で、文も整えてなく、また聞き違いの箇所もあると恐れておりますが、その点何卒お許し下さいますよう願ってやみません。
昭和四十一年五月
安田 梅しるす
(『信仰についての問と答』第二集序文より。送り仮名等一部改めました)
序に代えて
本書は、四国に在住の一求道者が八十七歳の老体をもって、京都上賀茂に安田理深先生を訪れ、信仰上の諸々の疑問を訪ねられたときの記録であります。恩借の機を得てこれを拝読しますに、そこには、われわれの問いたくてなお問い得ぬ問が出され、聞き難き信心の要が惜しみなく答として展開されてありまして、私は心から深く感銘して、これが、速記をされた安田理深先生の奥様の手許に秘せられて、求道の士を益することなきを誠に遺憾に思い、「個人のための話である」と、御許可なき先生に再三懇請して、ようやく今、同心の友に贈る所以であります。
昭和三十七年三月
山下 成一謹白
(『信仰についての問と答』第一集序文より。送り仮名等一部改めました)