• 書籍
  • 月刊『大法輪』
  • 仏教関連商品
  • web 輪蔵
  • 検索
  • お知らせ
  • 会社情報
ホーム > 『大法輪』2016年1月号 特集:浄土真宗への疑問と誤解を解く

『大法輪』2016年1月号 特集:浄土真宗への疑問と誤解を解く

『大法輪』2016年1月号 特集:浄土真宗への疑問と誤解を解く

「他力本願」は他人頼り?「悪人正機」悪い人ほど救われる?誤解されてしまう事も多い浄土真宗。今回は正しい浄土真宗を解説します。

ジャンル 月刊『大法輪』
出版年月日 2015/12/08
雑誌コード 0590901
判型・ページ数 A5・236ページ
定価 本体870円+税
在庫 在庫あり
この商品に関するお問い合わせ、感想
 

目次

表紙「晨明」(春の院展)-西田俊英
扉絵-小泉元生
目次絵-吉崎道治
カラー口絵 長野県篠ノ井の古刹・金峯山長谷寺訪問-写真・文/棚澤幸夫

〈巻頭〉観世音菩薩(仏画)-仏師・仏絵師/松久宗琳佛所 所長 松久佳遊

〈法話〉今、仏教者は警告の法を人々に-宮城泰年
「平和」は武器よりはるかに強い「心の抑止力」をもたねば実現しない仏教者としての提言。

師・安田理深論 第四回〜無窓について-本多弘之
唯識実践講座(九)─〈唯識〉の基本思想-横山紘一
漱石・明暗を行く─胃病死の謎を解く(十八)-山崎光夫
慈悲のかたち─仏教ボランティアを通して(24)-大菅俊幸
老子随想〈十七〉-蜂屋邦夫
エッセイ 私の「縁は異なもの」 パリ-太田治子

鉄笛

○アニメの聖地巡礼-竹田茂夫
○甲州訛り-渡辺房男
○元気の出る短歌-秋葉四郎
○私の学び・賢治と仏教-鶴田 静

特集=浄土真宗への疑問と誤解を解く

日本最大の檀信徒(門徒)数で、京都の巨刹でもある東西二つの本願寺で有名な、浄土真宗の歴史や教え、葬儀・法事・お勤めについての「疑問」と「誤解」を解明します。

〈法話〉親鸞の同朋精神に学ぶ ─ つながりを生きる-大谷大学名誉教授 安冨信哉

① 親鸞と浄土真宗の歴史についての疑問-直林不退
親鸞はどんな家系に生まれたのか?/なぜ比叡山にのぼったのか?/親鸞は幾たび結婚したのか?/なぜ親鸞は流罪になったのか?/なぜ関東に行ったのか?/なぜ二十四輩なのか?/なぜ親鸞は息子善鸞を義絶したのか?/晩年、弟子から金銭を送ってもらっていたのはなぜ?/親鸞と道元は出会っていたのか?/なぜ浄土真宗は天皇家と結びついたのか?/被差別部落になぜ浄土真宗の寺院が多いのか?

② 親鸞と浄土真宗の歴史についての誤解-武田未来雄
法然の教えを発展させたのが親鸞だ/親鸞の伝記については、真宗各派は同じ説で定まっている/親鸞は結婚したので仏教僧ではない/六角堂での夢告は真宗的には認めるべきではない/蓮如は真宗どの派も重んじている/蓮如は一向一揆を先導した/顕如は僧ではなく武将というべきだ/「歎異抄」は明治まで隠されていた

③ 教えについての疑問-藤丸智雄
浄土宗との教えの違いは?/真宗十派の違いは?/東西本願寺の宗風の違いは?/阿弥陀仏に救われるとはどういうことか?/阿弥陀如来はどこにいるのか?/念仏を称えるだけでいいのか?/浄土真宗はなぜ祈祷を否定するのか?/なぜ般若心経を唱えないのか?/「正信偈」をなぜよく読むのか?/なぜ「教行信證」を書いたのか?

④ 教えについての誤解-本多靜芳
念仏は、称えれば称えるほど救われる/臨終に念仏しないと救われない/浄土真宗は現世より死後のことを問題にしている/浄土とは死後の世界/阿弥陀如来だけが重要で、釈尊は重んじなくてよい/悪いことをしても救われるから、好きなだけ悪いことをしてもかまわない/「悪人こそ救われる」の悪人とは、犯罪者のこと/他力とは、何もしないこと/浄土に真仏土と化身土の優劣がある/浄土真宗は、自力門を「劣った教え」として否定する/浄土真宗は、現世利益を完全に否定する/浄土真宗は、戒律を「軽視」している/浄土真宗は、修行を「軽視」している

⑤ 葬儀・法事・日々のお勤めの疑問-義盛幸規
浄土真宗の葬儀の意味は?/浄土真宗で先祖供養をしないのは何故か?/焼香作法にさまざまあるが、どれが正しいか?/葬儀で清めの塩を使わないのは何故か?/日の吉凶・墓相・占いにとらわれないのは何故か?/香典の表書は何と書くべきか?/葬儀や弔電で使ってはいけない言葉はあるのか?/浄土真宗の墓についてのタブーはあるのか?/位牌を用いないのは何故か?/神棚を置かないのは何故か?/浄土真宗の仏壇の特徴はあるのか?/仏壇に故人の写真を飾ってはいけないのは何故か?/自分は真宗門徒だが、真宗十派のどこの門徒なのか?/浄土真宗の僧侶は有髪が普通だが、剃ってもいいのか?/浄土真宗の寺院建築の特徴は?/浄土真宗各派の最大の行事は何か?/御同朋・御同行とは?

⑥ 葬儀・法事・日々のお勤めの誤解-佐々木隆晃
法名と戒名は同じ。文字数が多いほど救われる/六字より十字。名号が違うと功徳も違う/本尊は名号よりも絵像、絵像よりも木像/本尊は阿弥陀如来像ならなんでもよい/真宗信者は神社に行ってはいけない/真宗信者もお守り・お札は持つほうがよい/浄土真宗ではお盆はしない

〈新連載〉異形の菩薩 行基(1)─序章文殊の化身-岳 真也
〈妙高・赤倉仏教紀行(下)〉河口慧海と赤倉温泉-奥山直司
あなたのための『修証義』入門(8)-大童法慧
道元の思想と書(23)-岩井孝樹
日蓮紀行(64)─弘安の役─身は此の難に値ふとも-福島泰樹
〈コラム仏心を問う⑬〉時節と因縁-形山睡峰
ほっと一息ブッダのことば⑥ 人に生まれるのは難しい-吉田真譽
夜郎自大の三十年─戦前日本を省みる-横田 喬
寺院消滅時代への提言② お寺と「死後事務委任契約」-田代尚嗣
〈短編小説〉花のなまえ(下)-三野 恵
〈まんが宮沢賢治シリーズ〉マリヴロンと少女-原作・宮沢賢治/作画・みつる

大法輪カルチャー講座
〈新連載〉如来の本願─『大無量寿経』の四十八願に学ぶ①-加来雄之

〈気まぐれ新シリーズ〉暮らしに生かす禅ライフのすすめ⑪-花岡博芳
ある少年通信兵の体験談 戦地に赴いたのは一六歳(中)-岸野亮哉
山頭火の風景 しんじつ一人として雨を観るひとり-版画と文・田主 誠
雑学から学ぶ仏教(66)明治維新に学ぶ⑤-瓜生 中
仏教なんでも相談室-鈴木永城
遍路で学ぶ生きる知恵(91)消える遍路宿-武田喜治
ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(41)俺の目の黒いうちは-立川らく朝

〈大法輪アーカイブス〉『論語』心講(上)〈昭和32年11月号より〉-諸橋轍次

読者の頁
短歌-篠 弘
俳句-小川晴子
川柳-尾藤三柳
囲碁将棋公案-工藤紀夫/武市三郎
教界レンズ
編集後記
カット・さしえ-伊藤礼子/大野公実/悟東あすか/西谷昌久/橋本樸々/山中桃子/山本太郎

大法輪二月号 予告(内容は変更となる場合があります)

特集=釈尊の死・涅槃と教え

「涅槃」とは本来、風が炎を吹き消すことを意味し、自己中心的な欲望である煩悩や執着の炎が滅した状態をさすといわれています。現代を生きる私達にとっての「涅槃」とは、「死」とは何かを考えます。

【第一部 涅槃とは何か】
▼ 涅槃という言葉とその教え
▼ 釈尊最後の旅『パーリ涅槃経』
▼ 仏性の教え『大乗涅槃経』
▼ 釈尊のご遺言『遺教経』
▼ 実は釈尊は死んでいなかった(久遠実成)と説く『法華経』
▼ 絵解き「涅槃図」の教え
▼ 有名な涅槃図と涅槃会
▼ 訪ねてみたい「涅槃像」のお寺

【第二部 涅槃と死の考え方】
▼ 釈尊の死とキリストの死
▼ 道元と『遺教経』―八大人覚の教え
▼ 親鸞と『涅槃経』
▼ 死を克服する仏教の教え(生死一如など)
(執筆者)山口正章・岩井章悟・竹林史博・服部育郎・笠龍桂ほか

《新連載》「十三仏」入門-下泉全暁
《節分説法》春に来る鬼-太田信隆
《短編小説》怠けと疑り-小嵐九八郎

このページのトップへ

内容説明

念仏を称えれば誰でも極楽往生できるという「絶対他力」、また悪人こそ阿弥陀仏の救済対象だから真っ先に救われるという「悪人正機」など、他の宗派には見られない浄土真宗の教義は、妻帯を実行した親鸞聖人の生涯もふめて、その本質はなかなか理解されていないように思われます。

今回は日本最大の檀信徒(門徒)数で、京都の臣刹でもある東西2つの本願寺で有名な、浄土真宗の暦史や教え、葬儀・法事についての「疑問」「誤解」を解説します。 

 ◇ 立ち読み      ◇ 特集一覧を見る

 

このページのトップへ