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ホーム > 神と仏の日本文化

神と仏の日本文化  新刊

遍照の宝鑰

神と仏の日本文化

日本人の「和」の精神の源は、神と仏を等しく重んじる「神仏習合」の文化と、さらにその奥には空海による「マンダラ的思考」があった

著者 小峰 彌彦
ジャンル 書籍
書籍 > 密教
出版年月日 2017/08/08
ISBN 9784804613987
判型・ページ数 4-6・216ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
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目次

はじめに

問題の所在/「遍照の宝鑰」とは

《第一篇》 仏教公伝と仏教の日本的展開
仏教伝来/仏教の「公伝」がなぜ大切なのか/献上された仏教の中身の問題/仏教受容の動きの問題点/蘇我と物部の争いの原因は崇仏・反仏ではない/日本の神信仰とは/蘇我と物部の争いの背後にあるもの/『日本書紀』の記述の真相/物部氏は本当に反仏教徒だったのか―渋川廃寺を巡って―/渋川の地と阿刀氏/韓半島における仏教の動向/花郎の存在/新羅における弥勒信仰/日本の弥勒像/飛鳥の寺/日本最初の僧は女性/聖徳太子の仏教/憲法十七条とは/憲法十七条に対する私見/遣隋使/聖徳太子以降の日本仏教

《第二篇》 密教の展開と神仏融合思想
奈良期の仏教/純密と雑密の違い/山岳修行者の実践/自然智宗/虚空蔵求聞持法とは/虚空蔵求聞持法と空海/神々の苦悩/多度神と神身離脱/多度神宮寺のその後/密教の展開/神身離脱の背景/神宮寺と神仏分離令/神身離脱を言わなかった神/渡来経路と神のルーツ/素戔嗚命の存在/宇佐八幡とは/宇佐八幡と放生会/宇佐八幡と山岳信仰/鎮守としての八幡神/神分/空海と八幡神/東寺の名称/空海と入唐/入唐の原因を巡って

《第三篇》 空海密教と曼荼羅的思考
密教と鎌倉新仏教/本地と垂迹/『沙石集』が語る伊勢の状況/魔王の存在と密教/本地垂迹説と密教/密教化の進展/仏教の展開と密教の位置/密教の転法輪/密教の視座と曼荼羅的思考/密教と顕教/曼荼羅世界の開示/帰敬文に見る曼荼羅解釈/十住心論の構成と胎蔵曼荼羅/転輪聖王と曼荼羅理論

おわりに

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内容説明

東日本大震災の際、争うことなく助けあい協力しあう被災者の姿が、世界中の人々の胸を打ちました。そこには、日本人が最も大切にする「和」の精神がありました。その「和」の精神の源は、神と仏を等しく重んじる「神仏習合」の文化にあり、さらにその奥には空海によってもたらされた「マンダラ的思考」があった。

本書は、日本人の思惟構造を宗教の視点から解明する、知的冒険の書!!

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