道元のコスモロジー ―『正法眼蔵』の核心―   岡野守也 著
現代を生きるための「道元思想」入門
◆日本が世界に誇る宗教者にして哲学者・道元。動乱の鎌倉時代、「無常」という根源的不条理を克服した求道者の到達した世界観とは、また倫理とは?唯識や現代宇宙論を踏まえた、新たな視点からの『正法眼蔵』への招待。
◆道元思想の核心は、世界・宇宙のすべてが一体であり、根源的に肯定されているという「全肯定・絶対肯定の思想」にある。これは、ドストエフスキーやニーチェの「神がいないとすると、すべてには意味がないのではないか、そして何をしてもいいのではないか」といった問いに対する、また現代の若い世代の「どうして人を殺してはいけないのか、何のために生きているのか」という問いへの徹底的・決定的答えになっていると思う。そういう意味で、道元思想は、まったく古くない、それどころかきわめて新しい。――著者

→目次・著者紹介

ドウゲンノコスモロジーショウボウゲンゾウノカクシン
オカノモリヤ
定価2,625円(本体2,500円)四六判上製/本文344頁|初版 2004年3月
ISBN4-8046-1204-1