空海の「十住心論」を読む  岡野守也 著
空海密教の到達点に迫る、待望の入門書!
◆わが国の真言密教の祖・弘法大師空海が、晩年に著した大著『十住心論』。それは、当時知られていた仏教内外のあらゆる思想を、人間の心の成長」の十一段階に配置し、しかもその全てが、深い見方からすれば密教の教えそのものでもあるとした、壮大なスケールの「比較思想の書」です。
◆本書は、この有名な大著を、唯識やトランスパーソナル心理学に詳しい著者が、思い切って平易に、しかも現代的な視点から読み解く、これまでにない入門書です。
【本書の内容】
序章 空海の軌跡 ―略伝
第一章 『十住心論』の全体像 ―空海コスモロジーの概要
第二章 仏教以前 ―欲望から道徳・宗教へ
第三章 小乗仏教 ―自己の苦しみの克服
第四章 大乗仏教への目覚め ―菩薩の修行と空の体得
第五章 大乗仏教から密教へ ―マンダラ・コスモロジーへの道
【著者略歴】
1947年、広島県に生まれる。関東学院大学大学院神学研究科修了。現在、サングラハ心理学研究所を主宰、執筆・講演・ワークショップを展開。法政大学などで講師も務める。著書に『トランスパーソナル心理学』『唯識の心理学』(青土社)、『よくわかる般若心経』(PHP研究所)、『聖徳太子十七条憲法を読む』『道元のコスモロジー』(大法輪閣)など多数。


クウカイノジュウジュウシンロンオヨム
オカノモリヤ
定価2,730円(本体2,600円)
四六判上製/本文352頁|初版 2005年3月
ISBN4-8046-1217-3