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法華経を読む 〔観音経講話・如来寿量品提唱〕 澤木興道
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『法華経』二十八品の中でも、日本において最も多くの人々に愛読されているのが観音経(観世音菩薩普門品第二十五)と如来寿量品第十六です。その2品を偉大な昭和の禅僧・澤木興道老師が独特のユーモアを交えて縦横に講話・提唱した本書は、大乗仏教の真髄を説く『法華経』入門の書であると同時に、『法華経』を通しての《禅》の入門書でもあります。長らく既刊『澤木興道全集』第16巻として好評を博してきましたが、このたび装いを改め、新装版として再発刊しました。
「観世音菩薩を礼拝し供養せば」ということは、どうぞ死んでも命のあるように、遊んでおっても金の儲かりますように、どうぞいい子が生まれますようにと、向こうを向いて頼むのではない。観音を拝むとは観音を腹に宿すことだ。仏教で拝むというのは、観音に対する依頼ではなく、観音に即することである。拝むとは内生である。観音にいい子を生まして下さいと頼むのではなくして、観音さんと継目がなくなる。それが拝むという意味である。観音さんと自分が一つになる。それは入我我入、観世音と自分との継目がなくなる。それが観世音を礼拝し恭敬することである。その継目がなくなれば、観音のこの福徳智慧が宿る。(本書98頁より)
ホケキョウヲヨムカンノンキョウコウワニョライジュリョウホンテイショウ
サワキコウドウ
定価 2,520円(本体 2,400円)|B6上製/320頁|初版 2003年1月
ISBN 4-8046-4029-0
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