《内容詳細》
  『即身成仏義』は、密教の根本思想である「即身成仏」−人間がこの身このままで仏になる−が、なぜ可能なのかについて、正面から切り込んだ意欲作。
『弁顕密二教論』は、空海が密教を広めるに当たって、密教と他の仏教との違いと、密教のどこが優れているのかを述べた比較思想の書。
『般若心経秘鍵』は、有名な『般若心経』の中にすべての仏教が含まれているとした、
ユニークな『般若心経』論。
『三昧耶戒序』は、人間の心の成長過程を描き出す空海の「十住心思想」を背景に、密教の戒律−修行者の心がまえ−について述べた、密教的生き方の神髄を説くものです。

【本書の内容】

第一章 『即身成仏義』を読む−大日如来と私たちの関係
はじめに−釈尊から弘法大師へ/本文解釈
第二章 『弁顕密二教論』を読む−顕教と密教の間
はじめに−真言宗の教理の確立/本文解釈
第三章 『般若心経秘鍵』を読む−『般若心経』は密教経典であり、マンダラである
はじめに−「密教眼」をみがく/本文解釈
第四章 『三昧耶戒序』を読む−真言密教の戒律とは
はじめに−人間への信頼に基づく密教の戒律/本文解釈