《目次》
日本人と観音さま[序文に代えて] 
山の神霊を父、観音さまを母とみて/神仏習合思想と七観音/補陀洛山の伝説/無畏を施す観音さま
第一番 青岸渡寺[那智山寺]
那智の神々/建国の故地・観音の故地、熊野/『平家物語』より/補陀洛山寺と熊野本宮大社
第二番 金剛宝寺[紀三井寺]
補陀洛説話と海女たち/桜花の中の秘仏・十一面観音/和歌の浦を歌った山部赤人
第三番 粉河寺
粉河寺縁起/枯山水の名庭と芭蕉の句碑/「役の行者」とは
第四番 施福寺[槙尾寺]/第五番葛井寺
マキノオ山とは/入水した客僧/観音霊場の用材を提供した男/本尊と仏師・稽文会
第六番 南法華寺 [壷阪寺]/第七番 龍蓋寺 [岡寺]
お里の祈願/壷阪観音の救盲信仰/観音の申し子・義淵/岡寺本尊とその造立者
第八番 長谷寺
隠りくの泊瀬/本尊に額ずいた王朝の女性たち/唐、新羅にまで及んだ長谷観音の効験/長い登廊と牡丹が語るもの/『平家物語』「泊瀬六代」の段
第九番 興福寺南円堂
藤原一族の寺・興福寺/藤と橘の香の中に/本尊不空羂索観音坐像と神鹿/玄ムの頭塔へ
第十番 三室戸寺
悲劇の地に建つ宇治上神社/二臂の像がなぜ千手観音なのか/日野の里から上醍醐へ
第十一番 上醍醐寺
醍醐水の由来/開山聖宝の念誦/観音さまとなった准胝仏母/清滝権現から薬師堂へ/お勧めしたい正法寺への巡礼みち
第十二番 正法寺 [岩間寺]/第十三番 石山寺
泰澄の祈祷/桂の霊木と芭蕉の句「古池や……」/良弁に砂金をもたらした比良明神/王朝の女性たちへの香癒療法/胎内仏の甦り
第十四番 園城寺[三井寺]
大友皇子・円珍の昔/広大な寺域、数多の伽藍/三十三所霊場巡拝の創始者は?/鐘の伝説/祗園祭のこと、楝のこと
第十五番 観音寺[今熊野]
熊野の観音霊場になぞらえて/鳥戸野陵、観音寺への道/医聖堂・泉涌寺・即成院へ
第十六番 清水寺
百度参りの跡を残す本堂/庶民の寺になった理由/清水寺への坂道
第十七番 六波羅蜜寺
世界で最も美しい散歩道/市聖・空也/庶民の霊場/空也像・清盛像・鬘掛けの地蔵尊
第十八番 頂法寺[六角堂]/第十九番 行願寺[革堂]
聖徳太子・親鸞ゆかりの観音像/京都の臍石/皮聖行円と京都の人々/通りの名前の地口歌
第二十番 善峯寺
開山源算を助けた猪の奇瑞/桂昌院の心の原風景/秋明菊の物語/末法到来の中で
第二十一番 穴太寺第二十二番 総持寺
身代りになった観音さま/穴太寺の見どころ/亀の恩返し/本尊脇士は春日明神と天照大神
第二十三番 勝尾寺
聖の住所/聖たちの行状/観音さまの縁日/法然が暮らした勝尾寺二階堂
第二十四番 中山寺
聖徳太子の祈り/安産祈願の仏さま/勝鬘夫人の姿を写した御本尊/エスカレーターに乗って安産祈願へ
第二十五番 清水寺第二十六番 一乗寺
播磨の国/清水の湧き出る山の寺/インド僧法道と鉄鉢/国宝・一乗寺三重塔
第二十七番 圓教寺[書写山]
法華持経者、性空/山上の別天地/大講堂・食堂・常行堂の威容
第二十八番 成相寺第二十九番 松尾寺
猪に代って行者に食べられた観音さま/天橋立と梵天国の姫物語/海人と馬頭観音の伝説
第三十番 宝厳寺[竹生島]
竹生島縁起を推理する/秀吉ゆかりの日暮御殿/竹生島をうたう/金鉱を求めて来島した行基
第三十一番 長命寺第三十二番 観音正寺
渡来人と姨捨推理/八百八段の石段と檜皮葺の諸堂塔/人魚伝説と聖徳太子を偲ぶ寺
第三十三番 華厳寺[谷汲山]
結願寺への歴史/湧き出した石油/観音さまの功徳
西国三十三観音霊場一覧
西国三十三観音霊場マップ

《執筆者紹介》
松本章男著
1931年京都市に生まれる。1954年京都大学文学部文学科卒業。現在随筆家
著書に、『親鸞の生涯』(大法輪閣)・『法然の生涯』(大法輪閣)・『新釈平家物語』上下(集英杜)・『京都花の道を歩く』(集英杜)・『京の裏道』(平凡杜)・『四季の京ごころ』(筑摩書房・京都書院)・『京都の阿弥陀如来』(世界聖典刊行協会)・『京都百人一首』(大月書店)・『古寺巡礼』(淡光杜)他