《目次》
1 志は老いず(講演)
酒と痛風
心の老いを防ぐ
仙の「老人六歌撰」
志を養う─佐藤一斎先生と道元禅師の言葉
自己を鍛える─宮本武蔵に学ぶ
無限の修行─明恵上人・瑩山禅師の教え
初心忘るべからず─世阿弥の言葉
吾が道を行く
川の流れのように

2 おりおりの法話
新春を迎えて
彼岸に生きる
心の衣がえ
お盆を迎えて
袈裟の教え
茶道の真意
「学ぶ」ことは「真似る」こと
しあわせの合掌
白鳥山の由来と日本武尊
三つの心─喜心・老心・大心
ダルマの「無功徳」の教え
「千の風になって」と「ダイジョウブ」

3禅僧のことば
平常心是道─(無門関)
仏道をならうというは、自己をならうなり─道元
万里をゆくものの、一歩も千里のうちなり、千歩も千里のうちなり。初一歩と千歩とことなれども、千里のおなじきがごとし─道元
玉は琢磨によりて器となる。人は練磨によりて仁となる。何の玉かはじめより光有る。誰人か初心より利なる。必ずみがくべし、すべからく練るべし─道元
佗は是れ吾にあらず─(典座教訓)
道は山の如く、登ればますます高し。徳は海の如し、入ればますます深し─瑩山
黒漆の崑崙、夜裏に走る─瑩山
毎日が一生の覚悟─大智
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候─良寛
裏を見せおもてを見せて散るもみぢ─良寛
仏罰があたるぞ─白鳥鼎三
まだ、娘を抱いているのか─原坦山
没可把─森田悟由
得は迷い、損は悟り─沢木興道
目で見せて、耳で聞かせて、してみせて、ほめてやらねば人は出来ぬよ─清水浩龍
精進精進また精進、またまた精進また精進─成田芳髄

4 禅僧の生き方
無住道暁・南溟紹化・大雲永瑞・沢彦宗恩・雄山玄英・雲臥元淳・龍 霊瑞・上藍天中・瑞岡珍牛・黄泉無著・風外本高・大薩祖梁・関 鰲巓・原 坦山・大内青巒・丘 宗潭・新井石禅・高間宗道

5 法縁にめぐまれて
私の青年時代
一喝された御教示─石原俊明翁
志猶存─酒井得元先生
良き先輩逝く─石川力山先輩
人生の心の達人─鎌田茂雄先生
有言実行の人─成田芳髄禅師
自慢の親友─阿部慈園君
助六鮨─助高屋高助
三つの碑─北の湖親方
あとがき
《著者紹介》
川口高風(かわぐち・こうふう)
1948年、名古屋に生まれる。70年、駒澤大学仏教学部卒業。75年、駒澤大学大学院博士課程修了。現在、愛知学院大学教授・博士(仏教学)・法持寺住職。  主な著書に『法服格正の研究』(第一書房)、『白鳥鼎三和尚研究』(第一書房)、『曹洞宗の袈裟の知識』(曹洞宗宗務庁)、『風外本高和尚─研究と語録─』(編著、名著普及会)、『愛知県曹洞宗寺院集覧』(愛知県郷土資料刊行会)、『諦忍律師研究』(法藏館)、『明治前期曹洞宗の研究』(法藏館)、『明治期以後の法持寺史』(法持寺)など多数。