| 《目次》 |
| まえがきにかえて…………………高田都耶子 第一講 薫習をいただく 蓮華は浄菩提心のたとえ─観音経の成り立ち 聴聞者の代表、無尽意菩薩 第二講 心の中にある七難 心の火を消す 愛著の水を慈悲の水に その一人になる 奈良七重七堂伽藍八重桜 精神の宝、七聖財 柔らかな心をひらく 恥を知る 善いことは進んで行う 慈悲の心をもって喜捨する 不動の智慧 言葉を聞くよりその心を聴く 第三講 十善戒と七難 一本の草木の生命をいとおしむ 誰かは前に咲ける見て花を摘まむと思はざる 夫婦のゆたかな愛情のために 妄語は大海さえも焼く 巧言令色鮮し仁 口で人を殺す 言葉の命を大切に 足るを知る 慈悲なきゆえに瞋る かたよらず、こだわらず、とらわれず 清浄な蓮は泥沼から咲く 無形の刀杖の恐しさ 心の中に住む悪業の鬼たち 思うままにはならぬ世の中 ぬすびとにとりのこされし窓の月 第四講 少欲知足是れ涅槃 鉄の錆は鉄より出でて鉄をほろぼす 怒りはおそろしい心の火 死こそ最大の遺産 父は智慧、母は慈悲 大いなる懐に抱かれる 貧者の一燈の輝き 随喜善・随喜説法 智慧は実行によって磨かれる 第五講 三十三化身十九説法 人見て法を説く 一切万有は観音さまの分身 聖者の三身 インドの神々、天界の六身 五種人身 四衆身 お写経によって磨かれる心 真実の対話は死に別れた日から始まる 子供に教えられる 土俗信仰の神々 仏法は無我なる心の教え 第六講 菩提樹下の悟り 四諦、八正道、十二因縁の道理 老死は苦の総称 心に潤いを 一切衆生病むを以ての故に我れ病む 飛花落葉 蒔かぬ種子は生えぬ 四諦、八正道の教え 涅槃─静かなる心の状態が完成された世界 釈尊出家の動機 黒白二鼠のたとえ 挨拶は心の触れあい 第七講 施無畏の慈悲 月世界に住む兎の話 和顔愛語 供養のこころ 無を見つめる精神 観音さまは安心を下さる方 あたたかく通じ合う心 お釈迦さまの最後の旅、最後の供養 仏は慈悲をして慈悲を知らず 原文&読み下し |
| 《著者紹介》 |
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高田 好胤(たかだ・こういん) 奈良・法相宗総本山薬師寺の第127代管長。 大正13年、大阪市に生まれる。裕福な家に生まれたが父が亡くなり、昭和10年、11歳で薬師寺に入る。橋本凝胤管主(当時)に師事、修行の道を歩んだ。昭和21年、龍谷大学仏教学科卒業。昭和24年、薬師寺副住職就任。薬師寺を訪れた修学旅行生に対し、面白くわかりやすい語り口で仏の教えを説き、人気を集める。昭和42年薬師寺管主就任。昭和43年、法相宗管長に就任。薬師寺は680年に天武天皇により建立された名刹だが、高田好胤師が管主に就任した頃は老朽化し、傷みがすすんでいた状態であった。好胤師は写経勧進により復興を目指し、昭和50年には100万巻を達成、金堂を復興、5年後には200万巻を超え、西塔も建立、伽藍整備に尽力した。 平成10年6月、遷化。生涯を通じての勧進数は650万巻を越えた。現在でも多くの人にその徳は慕われつづけている。 〈著書〉 『薬師寺・好胤説法』(学生社)、『心』『道』『情』『まごころ説法』(徳間文庫)『三人の天使』『親の姿 子の心』(講談社)など多数。〈CD 高田好胤〉『永遠なるものを求めて』『心の添え木』(ユーキャン)、『高田好胤 話の散歩道』(ソニーダイレクトミュージック)などがある。 |