| 本 書 の 特 色 |
◆全尊を原画と同寸で掲載![]() 寺院や美術館で曼荼羅を拝観するとき、その細部までを拝観することは不可能です。本書では全412尊を原画と同じ大きさで掲載しましたので、染川画伯の精魂を込めた一筆一画はもちろん、その息遣いまで感じられます。 ◆「制作の記」を併載 従来、曼荼羅制作者がその記録を文書化した例はないようです。白描図を描いたときの作者の苦労や喜びがスートに伝わってきますし、本書の彩色像を観る上でも、興味度を高めてくれます。もちろん、今後、とくに曼荼羅を制作する方には貴重な記録としてお役に立つでしょう。 ◆『曼荼羅図典』・『彩色 金剛界曼荼羅』と相互活用 各尊像の解説は「制作の記」にもありますが、より詳しくは既刊の『曼茶羅図典』を参照していただくべく、( )内にその掲載頁を記入しました。『曼荼羅図典』は白描図を基にしていますので、その白描像と本書の彩色像を比較して観るのも一興です。また『彩色金剛界曼茶羅』と共にすれば「彩色 両部曼茶羅」が揃うことになり、さらに活用範囲が広まります。 ◆中台八葉院の白描図 胎蔵曼荼羅の白眉ともいえる「中台八葉院」の原寸大白描図を付録としました。これを下図として、写仏の要領で上に載せた和紙(あるいは絵絹)に墨線で白描図を描き、本書を参照しながら彩色すれば、容易に仏画が完成するでしょう。失敗しても、この下図があるかぎり何度でも、何枚でも描けます。 |