| 第一巻 698頁 10,500円 (税込) |
| 1 辨道話 |
仏道を学ぶことは、畢竟、解脱の境地を体得することであるが、そのためには、坐禅することが最も正しい方法である。その理由を十八問答の形式で解明する。 |
| 2 摩訶般若波羅蜜 |
『般若心経』の要点である「色即是空、空即是色」の道理を説き、更に如浄禅師の風鈴の偈をあげて般若を談じ、般若波羅蜜は即ち仏薄伽梵に異ならず、仏薄伽梵(仏)は般若波羅蜜であると説く。 |
| 第二巻 630頁 9,870円 (税込) |
| 3 現成公案 |
あるがままの現象、この現実の相をいかに識得し、いかに把握すべきか、即ち物の観方、捉え方を指示して、仏道を習う者の心がまえを説き、正法眼蔵の根本思想を述べた最も重要な巻。 |
| 4 一顆明珠 |
玄沙の悟りの境地を表現した尽十方界一顆明珠という語を挙げその仏法を説く。 |
| 5 重雲堂式 |
雲堂は僧堂のこと。重雲堂は僧堂が満衆のため更に設けられた僧堂をいう。その重雲堂で守るべき規則21箇条を示す。 |
| 6 即心是仏 |
即心是仏とは発心修行菩提涅槃した諸仏のことで、馬祖道一の言葉である。 |
| 第三巻 642頁 9,970円 (税込) |
| 7 洗浄 |
仏道を修行する者は心身を清浄にしなければならない。長髪は仏祖の戒むるところ、長爪は外道の所行だ。用便の時の綿密な作法を詳細に教示す。 |
| 8 礼拝得髄 |
礼拝することが即ち得髄することだ。得法の者は男女年齢を問わず礼拝恭敬すべきだという。 |
| 9 谿声山色 |
蘇東坡が谿水の夜流する声を聞いて悟道した因縁を述べ、更に香厳智閑、霊雲志勤の悟道の因縁を説く。 |
| 第四巻 692頁 10,395円 (税込) |
| 10 諸悪莫作 |
「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」この七仏通戒偈を提唱して仏法の根本を説く。 |
| 11 有時 |
今日一日を真実に生きて、光陰を空しく過すなとの訓戒。 |
| 12 袈裟功徳 |
釈尊より正伝した仏袈裟をひとたび身にかけると、種々の障害を免がれることができるという功徳があることを説く。 |
| 第五巻 712頁 10,500円 (税込) |
| 13 伝衣 |
師匠が弟子に与える袈裟を伝衣という。その体色量搭袈裟の法について述べる。 |
| 14 山水経 |
法性(仏道)の山、仏法の水、即ち流動する山、不流の水のあることを説く。 |
| 15 仏祖 |
毘婆尸仏より如浄に至る五十七仏祖名。 |
| 16 嗣書 |
道元禅師が中国天童山に於いて、始めて嗣書を見た感激を伝える。 |
| 第六巻 534頁 9,030円 (税込) |
| 17 法華転法華 |
六祖が法達に示した偈、心迷えば法華に転ぜられ、心悟れば法華を転ずを提唱。 |
| 18 心不可得 |
『金剛経』を明らめた徳山宣鑑が餅売りの老婆から問詰された話を挙げて批判。 |
| 19 後心不可得 |
大証国師が大耳三蔵を試験したことを五人の尊宿が批評した言葉を論難する。 |
| 第七巻 578頁 9,450円 (税込) |
| 20 古鏡 |
古鏡は大円鏡智とも宝鏡三昧ともいう。仏法界を一枚の古鏡と見做して、古鏡の仏法を解明する。 |
| 第八巻 748頁 10,815円 (税込) |
| 21 看経 |
経とは黄巻赤軸に非ず、尽十方界を経とする。雨竹風声も禅を説き、鳥の囀り、犬の吠える、皆経巻である。この経巻を受持読誦するのが真の看経である。 |
| 22 仏性 |
仏性の道理を認得して、我がものとすることが、即ち仏法の究竟である。仏性の真意義を説いたもの。 |
| 第九巻 784頁 11,130円 (税込) |
| 23 行仏威儀 |
行仏、即ち仏の威儀作法を行ずることが仏道を修行する者にとっては最も大切である。常に身を以て行仏することを修行の目的とするよう心がけよとの誡め。 |
| 第十巻 882頁 11,970円 (税込) |
| 24 仏教 |
摩訶迦葉が正法眼蔵を正伝して、仏教を正伝しないというのは間違いだ。三乗十二分教は仏祖の眼睛である。 |
| 25 神通 |
不可思議を現ずるのが神通ではない。知解分別を離れた所に現われるのが神通。 |
| 26 大悟 |
仏祖は大悟した者の中から現われるが、大悟した者のすべてが仏祖ではない。 |
| 第十一巻 748頁 10,815円 (税込) |
| 27 坐禅箴 |
悟りの手段のように考えられている坐禅についての弊風を除き、仏祖嫡伝の兀坐・王三昧を純一無雑に伝え、後学をして坐禅の真意を誤まらせまいとの大慈悲から、宏智禅師の坐禅箴を原本として説く。 |
| 第十二巻 792頁 11,340円 (税込) |
| 28 仏向上事 |
仏法に真に全身を投入れて一生不退転の大決心のできた時が仏向上である。 |
| 29 恁麼 |
宗門(曹洞宗)では、この語が日用語になっているが、恁麼の二字は深遠な意味を表現するから、これは浅近な語ではないという。 |
| 第十三巻 520頁 8,925円 (税込) |
| 30 行持(上) |
古来の仏祖たちがいかに厳重な修行をして来たか、そうした祖師たちの行持によって仏法は今日まで伝わって来たことを二十四人の仏祖たちの名をあげその綿密な行持について述べる。 |
| 第十四巻 720頁 10,605円 (税込) |
| 30 行持(下) |
摩訶迦葉は十二頭陀を行じて、一生不退不転、二祖慧可は胸を埋むる積雪を冒し臂を断って道心の堅固なることを示す。これらの行持を説く。 |
| 第十五巻 1008頁 13,125円 (税込) |
| 31 海印三昧 |
海印とは無辺の大海が一切の影像を写して而も自性なきの意。三昧は坐禅の境地。 |
| 32 授記 |
授記は仏道の究竟をいう。仏法を授記で究尽するの意。 |
| 第十六巻 964頁 12,705円 (税込) |
| 33 観音 |
観音の正体を知悉させんがために雲巌・道吾両禅師の問答を引用する。 |
| 34 阿羅漢 |
仏境界を知る者こそ阿羅漢である。 |
| 35 栢樹子 |
如何なるか祖師西来意との或僧の問いに対する趙州の答え、庭前の栢樹子の解説。 |
| 第十七巻 952頁 12,600円 (税込) |
| 36 光明 |
光明とは、普通にいう光明ではなく、不昧因果、不瞞自己の時、現われる光明。 |
| 37 身心学道 |
仏道を修行するには、身心を以て学道しなければならぬ。仏道修行の目的を示す。 |
| 第十八巻 692頁 10,395円 (税込) |
| 38 夢中説夢 |
森羅万象はすべて夢である。夢には自性というものがない。諸仏諸祖はこの夢の中に夢を説いている。 |
| 39 道得諸 |
諸仏諸祖は道得である。道得はいかにして現成するか、道得についての示衆。 |
| 40 画餅 |
父母所生の面目、現在のこの姿を画餅 (画に描いた餅) という。天地法界、森羅万象みな画餅である。世間では画餅では腹はふくれぬというが、腹のふくれぬ道理を会得しなくては参学人とは言えぬ。 |
| 第十九巻 728頁 10,710円 (税込) |
| 41 全機 |
生の時は生の全現成、死は死の全現成。 |
| 42 都機 |
都機は万葉仮名。月を以て仏法を説く。 |
| 43 空華 |
諸仏諸祖は空華を修行して得道する。 |
| 44 古仏心 |
大証国師の牆壁瓦礫とは何かの提唱。 |
| 45 四摂法 |
菩薩が衆生を教化する四の方法を示す。 |
| 46 葛藤 |
仏祖の嫡嫡相承を葛藤纒葛藤と言う。 |
| 47 三界唯心 |
三界は唯一心の現われ其他に何物もない。 |
| 48 説心説性 |
仏仏祖祖は皆説心説性によりて現成す。 |
| 49 仏道 |
仏祖正伝の正法眼蔵の外に仏法はない。 |
| 50 諸法実相 |
世界に実在の真実相参究が仏法の根本。 |
| 第二十巻 700頁 10,395円 (税込) |
| 51 密語 |
密語は秘密語でなく親密な道理のこと。 |
| 52 仏経 |
仏経と祖道とは一言半句の相違もない。 |
| 53 無情説法 |
身心脱落者に非れば無情説法は聞けぬ。 |
| 54 法性 |
無師独悟するは法性の具わっている為。 |
| 55 陀羅尼 |
伝法の本師に焼香礼拝するのが陀羅尼。 |
| 56 洗面 |
洗面は垢膩を除く丈でなく仏祖の命脈。 |
| 57 面授 |
師弟が向かい合って嗣法するのが面授。 |
| 58 坐禅儀 |
坐禅の儀則で、普勧坐禅儀に殆ど同じ。 |
| 59 梅華 |
雪裏の梅華を以て嫡伝の仏法を表現す。 |
| 60 十方 |
尽十方界は自己の光明裏にあると説く。 |
| 第二十一巻 728頁 10,710円 (税込) |
| 61 見仏 |
仏を見るに至る境界について述べる。 |
| 62 偏参 |
偏参とは正師に参じ、その眼睛に参徹。 |
| 63 眼睛 |
柱杖竹箆払子はみな達磨の眼睛である。 |
| 64 家常 |
逢茶喫茶、逢飯喫飯が即ち仏祖の家常。 |
| 65 竜吟 |
外道は仏祖の古木知らず竜吟を聞かぬ。 |
| 66 春秋 |
洞山無寒暑公案を挙げ身心脱落を説く。 |
| 67 祖師西来意 |
「香厳上樹の話」を提唱する。 |
| 68 優曇華 |
諸仏の発心修証となる因縁を述べる。 |
| 69 発無上心 |
一握りの食物を施すのも菩提心の発露。 |
| 70 如来全身 |
経巻は如来の舎利。如来の全身である。 |
| 71 三昧王三昧 |
結跏趺坐が三昧王三昧である事を説く。 |
| 第二十二巻 756頁 10,815円 (税込) |
| 72 三十七品菩提分法 |
四念住・四正断・四神足・五根・五力・七等覚支・八正道の解説。 |
| 73 転法輪 |
眼睛を剔出し、虚空を掴んで転法輪する。 |
| 74 自証三昧 |
経巻や知識に従った学道を自証という。 |
| 75 大修行 |
不落因果、不昧因果について提唱する。 |
| 76 虚空 |
虚空捉得の公案を提唱する。 |
| 77 鉢盂 |
鉢盂は鉄又は石、袈裟は絹のみに非ず。 |
| 78 安居 |
仏祖正伝の安居、結夏、解夏の儀式。 |
| 79 佗心通 |
他心通を批評せる五尊宿の誤りを指摘。 |
| 第二十三巻 788頁 11,130円 (税込) |
| 80 王索仙陀婆 |
仙陀婆の語には塩器水馬の四意あり。 |
| 81 示庫院文 |
庫院に奉仕する者の礼儀に就ての示誨。 |
| 82 出家 |
出家こそ仏法の根本であることを説く。 |
| 83 三時業 |
順現報受業、順次生受業、順後次受業。 |
| 84 四馬 |
如来も衆生調伏するに四種法を以てす。 |
| 85 発菩提心 |
菩提心を起すとは如何なる事かの説明。 |
| 86 出家功徳 |
出家受戒した者の種々の功徳を述べる。 |
| 87 供養諸仏 |
供養の方法に十種あることを説く。 |
| 88 帰依三宝 |
三宝に帰依する功徳は無量無辺だ。 |
| 89 生死 |
生死について述べ仏となる道を示す。 |
| 第二十四巻 700頁 10,395円 (税込) |
| 90 深信因果 |
因果の理法の信ずべきことを示す。 |
| 91 道心 |
仏道を求める者はまず道心を持つべきだ。 |
| 92 受戒 |
受戒しない者は仏弟子ではない。 |
| 93 四禅比丘 |
四禅で四果を得たと思うのが四禅比丘。 |
| 94 唯仏与仏 |
師資の証契の道理の綿密なるを示す。 |
| 95 八大人覚 |
釈尊最後の教誨をあげて訓誡する。 |