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 仏像の見分け方 菩 薩 像
                                      大法輪編集部
(大法輪閣刊『仏教べんり事典』より)




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 観音菩薩(かんのんぼさつ)
 菩薩像では観音像が最も知られています。現世利益(げんぜりやく)的な霊験があり、相手に応じて三十三身に変化するといわれています。三十三観音の白衣(びゃくえ)観音・楊柳(ようりゅう)観音・魚藍(ぎょらん)観音などや、彫像では次の七観音が多く見られます。

(しょう)観音

正観音とも。根本の観音像で宝冠に化仏(けぶつ=阿弥陀仏)を戴きます。


千手(せんじゅ)観音

 実際に千の手を持つ像もありますが、胸前で合掌した二手のほかに四十手を持つ像が一般的です。


准胝(じゅんてい)観音

「じゅんでい」とも読み、一面三目十八臂で、中央の三臂が印を結び、他の十五臂は剣や数珠などの持ち物を持っています。

不空羂索(ふくうけんじゃく)観音

一面三目八臂(ぴ)で、手に羂索を持ち、肩に鹿皮をまとっています。



十一面(じゅういちめん)観音

頭の周囲に、菩薩面三、忿怒面三、狗牙上出(くがじょうしゅつ)面三、大笑面一、それに頭頂に仏面一の計十一面を付けています。

馬頭(ばとう)観音

頭上に馬の頭を戴く観音さまで、菩薩像としては例外的に忿怒形です。

如意輪(にょいりん)観音

右膝を立てて坐る六臂像が多く、如意宝珠や数珠などを持っています。

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 勢至菩薩(せいしぼさつ)

勢至菩薩像は、観音菩薩像が阿弥陀如来の向かって右に脇侍として祀られるのに対し左に祀られます。宝冠に宝瓶(ほうびょう)を戴くのが特徴。

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 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

弥勒菩薩は釈迦入減後、五十六億七千万年後に人間界に出現するという菩薩で、右手を頬に当てて左足を下ろした像や、宝塔を手にした像があります。弥勒の如来像は釈迦如来像と似ているので要注意。

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 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)


智慧の仏さまといわれる文殊菩薩像は獅子に乗り、頭の髪は髻(もとどり)を五つに結う像が一般的。釈迦三尊の場合は向かって右側に侍します。

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 普賢菩薩(ふげんぼさつ)

普賢菩薩像は六牙の白象の上に坐り、合掌する姿が一般的ですが、二十臂像もあります。釈迦三尊の場合は向かって左側に侍します。

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 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

虚空蔵菩薩像は頭上に五仏(五智如来)を付した五智宝冠を戴き、左手に宝珠を載せ、右手で剣を構える姿が一般的。

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 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

地蔵菩薩像は頭が円く、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠を持ったり、与願印(よがんいん)の像もあります。その救いが地獄・餓鬼・畜生道など六道に及ぶことを表した六地蔵の石仏もよく見かけます。

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