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 仏 像 の 見 分 け 方
                                      大法輪編集部
(大法輪閣刊『仏教べんり事典』より)

 は じ め に
 仏像を見分ける第一のポイントは、まず次の表のように如来部・菩薩部・明王部・天部・その他の五つのグループに分類した中のどの部類に属するかを知ることです。
 次に、お姿・印相(いんぞう)・持ち物などによって、それぞれの尊名を見分けます。
 ここでは、よく目にする仏像を挙げ、各尊像の一般的な像容を図示し、その特微など簡単な解説を付します。


■印相の種類



■仏像の種類
分 類 概   要 形像の特徴
如来部 ブッダ、すなわち出家して悟りを開いた後の釈迦の像が基本で、寺では本尊として祀られる。 頭が盛り上がり、髪を結わず、装身具を付けず、一枚の衲衣をまとった姿(大日如来は菩薩形)。
菩薩部 自ら成道(ブッダとなる)を目指すと同時に、衆生(すべてのもの)の救済を誓った仏さま。 釈迦出家前の貴族の姿で、頭髪を結い、宝冠を戴き、裙衣・天衣をまとい、装身具を付ける。
明王部 不動明王に代表されるように、如来の心を奉持して悪を打ち破る使者で、密教特有の仏さま。 激しい忿怒の表情をし、一般に多目・多臂にして剣・弓矢などの武器を手に持つ姿が多い。
天 部 バラモン教やインドの民間信仰の神々を仏教に取り入れ、仏法や世を護るとされた仏さま。 中国風の礼服を着た像や、明王に似た武装像など多種多様。女神像はおおむね天部の仏さま。
その他 右の四つのグループに属さない民間信仰の神々で、星宿・垂迹・羅漢・高僧の像などがある。 ほとんどが中国や日本で創作された像であり、形像の特徴は特定できない。


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