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  守り本尊(まもりほんぞん)とは
  各人の生まれ年(十二支)によって守護してくれる仏さまが定まっている――という信仰を「守り本尊」といいます。
 起源や発生などは不明ですが、昭和の新時代に民間に流行しだしたこの俗信は、「私の守り本尊は○○菩薩」「私は○○如来」といったように日常の会話でも交わされたり、合わせ仏のような小さな仏像をお守りとして所持する人があったり、昭和52年には「三河十二支霊場」、その翌年には「武州寄居(ぶしゅうよりい)十二支守り本尊霊場」と「さぬき十二支霊場」が創設されるなど、今ではすっかり民間信仰として定着しているようです。
 生まれ年と守り本尊の関係は表の通り。丑寅年・辰巳年・未申年・戊亥年の守り本尊がダブって八尊となっているのは、中国で誕生した十二支が方位も示しており、守り本尊がその方位に基づいていることを表しています。(なお成亥年に八幡大菩薩を充てる説もあります)


十二支 動物 方位 守り本尊
ねずみ 千手観音
うし 東北 虚空蔵菩薩
とら 東北 虚空蔵菩薩
うさぎ 文殊菩薩
たつ 東南 普賢菩薩
へび 東南 普賢菩薩
うま 勢至菩薩
ひつじ 西南 大日如来
さる 西南 大日如来
とり 西 不動明王
いぬ 西北 阿弥陀如来
いのしし 西北 阿弥陀如来


(大法輪閣刊『仏教べんり事典』より)



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