山本 玄峰
名前 | 山本 玄峰 |
---|---|
カナ | ヤマモト ゲンポウ |
プロフィール
1866年生~1961年没(96歳)
慶応2年、和歌山県東牟婁郡本宮町に生まれる。
生後間もなく渡瀬の岡本善蔵・とみえ夫妻にもらわれ養子となる。
13歳から家業の農林業を手伝い始め、16歳で筏流しとなる。
17歳の頃に結婚し家督を継いだが、21歳の頃に目を患い、弟に家督を譲り四国八十八ヵ所
霊場巡りを始める。
巡礼7回目の遍路途上、土佐雪蹊寺門前で行き倒れとなったところを山本太玄和尚に助け
られ寺男となり、25歳で得度し玄峰の号を受ける。
50歳の時、当時廃寺寸前だった三島龍沢寺住職に就き寺を復興。
その後も、松蔭寺、瑞雲寺など白隠慧鶴の古刹を再興。
大正15年よりアメリカ、イギリス、ドイツ、インドなどを歴訪。
昭和11年旧満州国の新京(現在中国の長春)に妙心寺を開創する。
82歳で臨済宗妙心寺派管長に就任。在任中には花園大学の改革も行う。
昭和36年6月3日、龍沢寺自坊で断食、遷化。享年96歳。