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眼蔵家の逸話

眼蔵家の逸話
著者 杉本 俊龍
ジャンル 書籍 > 
出版年月日 2006/10/30
ISBN 9784804612416
判型・ページ数 4-6・328ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
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目次

■題字・巻頭墨蹟  大本山永平寺貫首 宮崎奕保
■刊行に寄せて   大本山永平寺貫首 宮崎奕保
■まえがき

序 章 眼蔵家とは

一、眼蔵の正体 二、眼蔵の編集 三、眼蔵の伝灯者 四、眼蔵の読み方 五、家風 六、眼蔵家の系譜 七、名僧のあだ名

第一章 孤雲懐弉禅師

一、頭陀行の人 二、棄恩入無為 三、糞かきべら説法 四、惚れて惚れられて

第二章 徹通義介禅師

一、雪の八丁坂 二、濡れた手と手 三、老婆心 四、命より仏勅は重い

第三章 詮慧・経豪・無著各和尚

一、のまれた蝦蟆─詮慧和尚 二、雪をかぶった寒椿─経豪和尚 三、『御抄』の疎開─無著妙融和尚

第四章 義雲禅師

一、牛と犬の街坊 二、寂円和尚

第五章 万安英種和尚

一、指で掘った池 二、興聖寺の復興 三、龍袖法界に振るう─鉄心・懶禅・龍蟠各和尚

第六章 月舟宗胡和尚

一、厠で悟る 二、正法眼蔵の発見 三、月舟の宗風 四、勤行をしなさい 五、天狗が惚れる 六、和尚の魚つり 七、忘れた悟り 八、一〇〇万石なら  九、陀羅尼で試験

第七章 卍山道白和尚

一、仏子の誓願 二、母の願い 三、長すぎた住職  四、孫を呼び捨てにするな─明州・密山和尚 五、ノラキンジの穴

第八章 梅峰竺信和尚

第九章 徳翁良高和尚

一、上堂がたたる 二、二兎を追うな 三、雉の鳴き声

第十章 損翁宗益和尚

一、心経は辛経なり 二、人形を拝す 三、浄血で建てた仏殿 四、日本の釈迦牟尼仏 五、渋くなかった青柿 六、わしの母じゃ 七、近い阿弥陀仏 八、冷汗をかいた儒者

第十一章 面山瑞方和尚

一、自分で断った髪 二、甘瓜問答 三、無言の九一里 四、閉関一千日 五、僧堂清規の完成 六、仕事のために隠居

第十二章 天桂伝尊和尚

一、四〇〇年来の豪僧 二、猫問答 三、遅筆を恨む 四、『御抄』をたずねて 五、猫年の鳶の日 六、返事をした木像 七、世渡り船歌

第十三章 乙堂・老卵・空印各和尚

一、論客の人─乙堂喚丑和尚 二、天桂を擁護した父幼老卵・心応空印和尚

第十四章 万仭道坦和尚

一、八年の工夫 二、燃える心 三、『御抄』のゆくえ 四、副本三州へ 五、四年の恋道 六、天授の『御抄』

第十五章 指月・本光・蔵海各和尚

一、灯影辺裡四〇年─瞎道本光和尚 二、博学広識の指月慧印和尚 三、病間の『私記』─雑華蔵海和尚 四、馬で入山

第十六章 玄透即中禅師

一、正法眼蔵、開版二〇年 二、粒よりぞろい 三、焼かれた木魚

第十七章 珍牛・黄泉・黙室各和尚

一、雨中の坐禅─黄泉無著和尚 二、社頭で閲蔵 三、監住九年─黙室良要和尚  四、白衣に写生─瑞岡珍牛和尚

十八章 月潭全龍和尚

一、西堂が随身を請拝 二、一天四海皆帰火箸 三、十二年の常随 四、原坦山の悟り餅 五、余分のこげ飯はない 六、因縁眼蔵会 七、煮豆坐禅 八、山本義祐の薬草喩品 九、饅頭問答 十、足を掻いた泰心

第十九章 西有穆山禅師

一、上には上がある 二、暑い四書 三、母の箴言 四、怒経 五、抜き身の肴 六、明白心 七、穆山の処世訓 八、赤痢の元字脚 九、女郎画賛 十、穆山の堂行 十一、村上専精の仏教統一論 十二、穆山と念珠 十三、姓を呼ばれる 十四、法孫に残そう 十五、俺も辛かった

第二十章 筒川方外和尚

一、雨傘勉強 二、二朱では下げぬ

第二十一章 丘宗潭和尚

一、毛穴から入る 二、祖山眼蔵会 三、血脈版木 四、忘れた頭巾 五、釣られた煩悩 六、『三物秘弁』聴講功徳 七、女囚の涙
■附録 登場人物法系・参学系譜
■編集後記  花井寺住職 井上義臣

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内容説明

かつて道元禅師の『正法眼蔵』は読むものではなく拝むものとさえ言われ、秘書とされ公開を禁じられていた。そんな『正法眼蔵』の再発見・参究に一生をささげた人々。 第一の注解書『御抄』を求めての苦心談、道元禅の真髄への気づき、熱烈な求道心など、感銘深い逸話の数々が臨場感あふれる文章で甦る。

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