内容説明
直径わずか2ミリの瞳を5度にわたって彩色し存在感を引き出す。肌や衣、岩座など、それぞれの質感の微妙な違いを巧みな原型製作により表現。台座上の雲をはじめ独特の色味を再現するため、数週間をかけ使用する色を厳選。風神の風になびく衣、雷神の太鼓ひとつひとつの向きにまでこだわって造型され、細部まで職人技が冴えます。
モデルは 立体風神雷神像として我が国唯一国宝指定されている「風神雷神像」を再現。火災による寺院焼失後、鎌倉時代に入り本堂再建と同時に仏師運慶の長男、湛慶を中心とした鎌倉仏師たちの手により復興されたといわれる。 異形の姿をとりながらも生き生きとした表情やしぐさにはどこかユーモラスな雰囲気を漂わせる。
【風神・雷神とは】 自然現象である風と雷を神格化したもので、恐ろしいものであると同時に人びとの暮らしに豊かさをもたらす身近な神として人々の尊敬と崇拝を集めた。彫刻作例は少ないが、のちに琳派の屏風絵のモデルになったともいわれる。
■ポリストーン製
■サイズ (約)180(H)×87(W)×81(D)mm 360g