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OD版 無門関提唱  新刊

OD版 無門関提唱

禅の古典『無門関』全48則を、ある時は錐のような、ある時は慈愛に満ちた言葉で禅の真髄を求める人々に絶大な感銘を与えた名提唱

著者 山本 玄峰
ジャンル 書籍 > 仏教入門・実用
書籍 > 
出版年月日 2015/03/10
ISBN 9784804618982
判型・ページ数 A5・600ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 在庫あり
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目次

あ と が き

 どうやらこの講座も永年にわたって長かったが、結了した。また今年の大接心もよく骨折ってすっかりやってくれて、わたしは何よりありがたく感謝しております。わたしはもうこれでここで講座はいたしません。これから、こうしたら寺のためにいいとか、こうしてくれとかいうようなことも一切いいません。今日限り一切新命(中川宋渕)老師にお願いをしておく。ただ役寮とか何とかになっておる人は責任がありますから、どうぞひとつそのつもりでやっていただく。またここに縁があって来た人は、縁くらい恐ろしいものはないのですから、どうぞひとつこれからさきざき、三日でも竜沢寺の飯を食っておった、ああ、あの人は違うというように、すべてやっていただかねばならん。お願い申すことはそれよりない。なかなか人天の大導師とまでなるのは容易なことではないけれども、ああいう人ならどんな相談を七てもいいと、人からいわれて、信ぜられた上にも信ぜられるようになっていただくということが、わたしの願いじゃ。ほかに何もありません。どうぞそういうつもりで。

関         玄峰老師 筆
ぬらりくらり       同 上
穏 坐(般若窟にて)   口 絵
読 経(終日金剛経を敬誦)同
提 唱(講座にて私註本無門関を開く)同
長 養(隠寮の手摺より庭前を見る)同
寿 譜          前 付

自   序 禅 宗 無 門 関
第 一 則 趙 州 狗 子
第 二 則 百 丈 野 狐
第 三 則 倶 胝 竪 指
第 四 則 胡 子 無 髪
第 五 則 香 厳 上 樹
第 六 則 世 尊 拈 華
第 七 則 趙 州 洗 鉢
第 八 則 奚 仲 造 車
第 九 則 大 通 智 勝
第 十 則 清 税 孤 貧
第 十一 則 州 勘 庵 主
第 十二 則 巌 喚 主 人
第 十三 則 徳 山 托 鉢
第 十四 則 南 泉 斬 猫
第 十五 則 洞 山 三 頓
第 十六 則 鐘 声 七 条
第 十七 則 国 師 三 喚
第 十八 則 洞 山 三 斤
第 十九 則 平 常 是 道
第 二十 則 大 力 量 人
第二十一則 雲 門 屎 橛
第二十二則 迦 葉 刹 竿
第二十三則 不 思 善 悪
第二十四則 離 却 語 言
第二十五則 三 座 説 法
第二十六則 二 僧 巻 簾
第二十七則 不 是 心 仏
第二十八則 久 響 竜 潭
第二十九則 非 風 非 幡
第 三十 則 即 心 即 仏
第三十一則 趙 州 勘 婆
第三十二則 外 道 問 仏
第三十三則 非 心 非 仏
第三十四則 智 不 是 道
第三十五則 倩 女 離 魂
第三十六則 路 逢 達 道
第三十七則 庭 前 柏 樹
第三十八則 牛 過 窓 櫺
第三十九則 雲 門 話 堕
第 四十 則 趯 倒 浄 瓶
第四十一則 達 磨 安 心
第四十二則 女 子 出 定
第四十三則 首 山 竹 箆
第四十四則 芭 蕉 柱 杖
第四十五則 他 是 阿 誰
第四十六則 竿 頭 進 歩
第四十七則 兜 率 三 関
第四十八則 乾 峯 一 路
      黄 竜 三 関
      あ と が き
 附 白隠禅師臘八示衆提唱
   朔 日 夜
   第 二 夜
   第 三 夜
   第 四 夜
   第 五 夜
   第 六 夜
   第 七 夜

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内容説明

日本禅の巨峰山本玄峰老師が、その禅生活七十余年の体験の一切を注ぎこんで説く『無門関提唱』は、人間錬成の修養書として各界に鋭い反響を与え続ける。 禅の第一書といわれる『無門関』は非常に難解の書とされ、老師もまたその一則を解くに数十年をかけて、無門の奥底を探った。しかも老師はその真理を幼児に説き聞かせるような慈悲あふれる肉声をもって説破した。ここに玄峰老師提唱の真価があり、われわれの魂をゆさぶり、あい難き正師にまみえる喜びに感動させる秘密がある。混迷錯綜の現代精神界に与える老漢最大の遺産である。

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