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ホーム > 観世音菩薩 西国三十三所霊場

観世音菩薩 西国三十三所霊場  新刊

ご詠歌でたどる巡礼のこころ

観世音菩薩 西国三十三所霊場

西国三十三所各札所の「ご詠歌」を、花山院上皇が一人で詠まれたとの伝承に添って味わい、昔ながらの巡礼の心に触れようと試みる。

著者 山口 辨清
ジャンル 書籍 > 仏教入門・実用
書籍 > その他
出版年月日 2016/07/10
ISBN 9784804682099
判型・ページ数 4-6・152ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
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目次

はじめに
西国三十三所全図

第一章 西国三十三所霊場巡礼 ご詠歌のこころ

第一番 那智山青岸渡寺
第二番 紀三井山金剛宝寺(紀三井寺)
第三番 風猛山粉河寺(施音寺)
第四番 槇尾山施福寺(槇尾寺)
第五番 紫雲山葛井寺(藤井寺)
第六番 壷阪山南法華寺(壷阪寺)
第七番 東光山竜蓋寺(岡寺)
第八番 豊山長谷寺
第九番 興福寺南円堂
第十番 明星山三室戸寺
第十一番 深雪山上醍醐寺
第十二番 岩間山正法寺(岩間寺)
第十三番 石光山石山寺
第十四番 長等山園城寺(三井寺)
第十五番 新那智山観音寺(泉涌寺塔頭)
第十六番 音羽山清水寺
第十七番 普陀落山六波羅蜜寺
第十八番 紫雲山頂法寺(六角堂)
第十九番 霊鹿山行願寺(革堂)
第二十番 西山善峯寺
第二十一番 菩提山穴太寺
第二十二番 補陀落山総持寺
第二十三番 応頂山勝尾寺
第二十四番 紫雲山中山寺
第二十五番 御嶽山清水寺
第二十六番 法華山一乗寺
第二十七番 書写山圓教寺
第二十八番 成相山成相寺
第二十九番 青葉山松尾寺
第三十番  巌金山宝巌寺
第三十一番 姨綺耶山長命寺
第三十二番 繖山観音正寺
第三十三番 谷汲山華厳寺
  番外 大和長谷 法起院
  番外 摂津 花山院菩提寺

第二章 西国観音霊場巡礼縁起

一、長谷観音ものがたり
 (1)淡海の巨木、みずから山を下りて初瀬へ向う事
 (2)初瀬の徳道上人、観世音菩薩と出会う事
 (3)徳道上人、三十三観音巡拝の事

二、花山院のものがたり
 (1)花山天皇、企まれてその位を失う事
 (2)花山院、那智二の滝で千日行に挑む事
 (3)花山院宝印を見出し霊場巡礼を実現する事
 (4)花山院、晩年の行状と崩御の事

     むすび
    

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内容説明

この本では観世音菩薩西国三十三所のご詠歌を、花山院(上皇)が一人で詠まれたとの伝承に添って味わい、昔ながらの巡礼の心に触れようと試みています。実のところご詠歌の作者は一人と限らず、また巡礼が栄えたのも花山院よりかなり後のことだとも言われているのですが、そういう歴史研究の成果を否定したり無視する訳ではありませんが、伝説そのままになぞるのも、古来の巡礼の心に近づく方法の一つであろうと思うからです。

花山院没後千年、西国巡礼や四国遍路は変わらず続き、手引書やガイドブックなども増えました。しかしご詠歌は、現代短歌に親しんでおられる方にとっても、歌そのものに受け入れ難いところがあるようです。仏教語や古風な懸け言葉の多用が障害となり、歌意を掴むのが簡単ではないように思われます。そこでこれらの障害をできるだけ軽くし、観音霊場巡礼の始まりとなる長谷観音の縁起や、大鏡などの伝える花山院の姿も物語風に紹介し、ご詠歌本来の趣旨を出来るだけ現代的に受け止め易くしようというのが、この本の何よりの目あてです。

 

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